#Innovate Museum

2025年2月3日(月) シンポジウム「自然史博物館の資料と保存〜コレクションの保全を視野に」

 西日本自然史系博物館ネットワークは、自然史博物館に関わる専門家集団として、自然史資料の保全に重大な関心を持っています。この度、三橋弘宗・高野温子編による『自然史博物館の資料と保存』の出版を機会に、わたしたちの原点である資料の保存管理に焦点を与え、技術面だけでなく社会的な情勢まで含めて議論をしたいと思います。

日時:2025年2月3日14時30分〜16時30分ごろ

場所:大阪市立自然史博物館・オンライン

プログラム概要
●『自然史博物館の資料と保存』の出版記念座談会

  高野温子(兵庫県立人と自然の博物館)
  奥山清市(市立伊丹ミュージアム)
  矢部 淳(国立科学博物館)
  林 光武(栃木県立博物館)
  ほか

●コレクションの保存と管理を視野にSPNHCから岩田コレクションまで

  松井淳(奈良教育大学・奈良植物同好会)
  佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)

総合討論

申込不要

現地参加の場合:大阪市立自然史博物館 集会室 事務所入口からお越しください

オンラインの場合:大阪市立自然史博物館YouTubeチャンネルより御覧ください。(見逃し配信あり)

・このシンポジウムはInnovate Museum事業の一環として開催します。

オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」見逃し配信


2025年1月10日に実施いたしましたオンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」の見逃し配信を、2月10日までYouTube大阪市立自然史博物館チャンネルで行っております。この機会にご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=nNyRyc4chD8(現在は公開を終了しています)

実習「3Dプリンタで広がる触察モデルの世界」2/4-5@大阪市立自然史博物館

西日本自然史系博物館ネットワークはInnovateMuseum事業の一環として以下の実習を開催します。定員16名と限られますが、どうぞご参加ください。

「3Dプリンタで広がる触察モデルの世界」

~視覚障害者支援のためのモデル制作を体得する2日間~

この度、3D4SDGsのみなさんに大阪に出張いただき、博物館関係者のみなさんを対象に、視覚障害者向けの触察モデルを3Dプリンタを活用して作成する実践型プログラムを開催いたします。

視覚障害を持つ方々にとって、触察モデルは情報や理解を深める重要な手段です。本イベントでは、最新の3Dプリンタ技術を使用し、誰でも簡単に触察モデルを制作できるスキルを学んでいただきます。

※この講習は、文化庁補助金事業Innovate Museumの助成により行います。

イベント詳細

日程:1日目:2月4日(火)10:00~17:002日目:2月5日(水)10:00~16:30

会場:大阪市立自然史博物館実習室(大阪市東住吉区長居公園1-23)

対象者:博物館関係者および博物館のまわりで展示や普及教育活動をしている人で、視覚障害者の博物館体験を支援したい人

プログラム内容:

Day 1: 3Dプリントの基礎と実践

午前:3Dプリントの概要説明とプリンタ操作体験

3Dプリントの基本原理を学び、QRコードを使った簡単なプリント体験を行います。

プリントに使用する「Bambu Studio」の基本機能を学び、色分けやスライスの方法を実践します。

午後:3Dスキャン技術と触察モデルの作成

スキャンアプリを使った3Dスキャンの基礎を体験。

オンラインで触察モデルの検索・ダウンロード方法を学び、スライサーソフトを活用して3Dプリントを行います。

Day 2: 3Dモデリングとデータ処理

午前:Tinkercadでの3Dモデリング

ペンシルホルダーやネームプレート、地図をモチーフにしたキーホルダーを設計します。

設計したデータをスライスし、3Dプリントを実践します。

午後:地図データからのモデル作成とカスタマイズ

終了セッション:感想の共有と次のステップの案内

参加者全員で成果物を共有し、次の学習・実践に繋がる情報を提供します。

講師紹介:

・林 園子 氏(ICTリハビリテーション研究会 代表理事・ファブラボ品川ディレクター・作業療法士)

・濱中 直樹 氏(ICTリハビリテーション研究会 理事・ファブラボ品川ファウンダー・一級建築士)

・南谷 和範 氏(大学入試センター 研究開発部試験基盤設計研究部門 教授)

・渡辺 哲也 氏(新潟大学工学部 教授)

主催:NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク、大阪市立自然史博物館

注意事項:PC、スマートフォン、メールアドレス(必要なアカウント作成用)をご準備ください。

PCは以下のシステム要件をご確認ください。

オペレーティングシステム:Windows 10 以降 Mac OS X v10.15 以降 Linux Ubuntu 20.02 以降、または Fedora 36 以降

プロセッサ:Intel® Core 2 または AMD Athlon® 64 プロセッサ、2 GHz 以上

グラフィックス:OpenGL 2.0 に対応したシステム

メモリ(RAM):最低要件:4 GB

ハードディスク空き容量:2.0 GB 以上の空き容量

お申し込み方法下記メールアドレスまで、氏名、所属、返信用メールアドレスを記入して、お申し込み下さい。

y-ishii@omnh.jp (大阪市立自然史博物館 石井陽子)

定員:16名(先着順)

申込締切:1月26日(日)

お問い合わせ y-ishii@omnh.jp (大阪市立自然史博物館 石井陽子)

オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」

西日本自然史系博物館ネットワークと大阪市立自然史博物館では、オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」を下記のとおり開催します。JST-RISTEX事業の助成を受けて開始されたプロジェクトである3D4SDGsでは、視覚障害者のみなさんの利用を想定した3Dデータの作成や3Dプリンタによる模型の作成・配布、作成した模型を用いた触察ワークショップ、直接触ることのむずかしいものを模型化・配布してそれについて楽しく解説するシンポジウム、3Dデータの作成や3Dプリンタによる模型作成の実習など、意欲的な活動を行っています。博物館に関わる皆さんとって、大いに参考になると思われます。ご参加お待ちしております。

オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」

日時:2025年1月10日(金) 午後1時~3時

方法:オンライン配信(Zoom)

申込サイトよりご登録ください(直前まで可能):https://zoom.us/meeting/register/tJItc–hqzoiG9I7uek4QXonjuKCLuoz_gOk

主催:西日本自然史系博物館ネットワーク、大阪市立自然史博物館

この事業はInnovate Museum事業の一環として開催します。

講演1:3D4SDGsの活動: 誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会の実現に向けて

我々は、科学技術振興機構(JST)の「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム」の支援で5年間にわたり「『誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会』の創成に向けた、3Dモデル提供体制の開発と実装」という研究プロジェクトを実施してきました。 このプロジェクトでは3Dプリンタを活用して模型を製作し視覚障害者をはじめとする人々に知識・情報・文化に触れる機会を提供する体制構築を進めてきました。 活動の中には、模型に触れるオンラインシンポジウムや触って分かりやすい模型を製作するための研修会など、博物館のユニバーサル化のヒントとなりそうなものが多く含まれます。本講演ではこれらの活動を題材にして視覚障害者をはじめとする多様な人々が訪れたくなるような博物館作りについて一緒に考えてみたいと思います。

講師:南谷和範 氏((独)大学入試センター 研究開発部・教授)

講師プロフィール:大学入学共通テストを実施している大学入試センターで、障害のある受験者のための試験環境の整備を研究しています。私自身が視力0の視覚障害者ということもあり、近年は視覚障害者の知識や文化へのアクセスの充実についての研究も進めています。その一環として3Dプリンタを活用して触って楽しむことのできる模型作りを推進しています。

講演2:「ふれないでください」を「手にとってご覧下さい」に ― 触る模型制作の実践

見えない、見えづらい人は、言葉で説明されるだけではものの形や仕組みが分からないことが多いです。そこで、知りたいものの模型を作り、触ってもらうことで、理解してもらおうというプロジェクトを南谷さんとともに進めてきました。その実践をご紹介します。博物館のユニバーサル化って何をしたらいいか分からない、展示物全てを模型にしないといけないの?などと身構えないで、まずはできるところから始めて、観覧者とともに変えていく一助となれば幸いです。

講師:渡辺 哲也 氏(新潟大学工学部・教授)

講師プロフィール:障害者の就労・教育を支援する研究所を経て、現在、新潟大学工学部でICTを活用した障害者支援に関する研究開発に従事。近年の主な取り組みは、視覚障害者向けの触る地図、触る星座、触る模型の制作とその普及活動。

「3D デジタルデータ撮影と活用に関する指導者向け実習」 @高知

博物館の収蔵庫には多数の資料が保管されているが、展示に活用される標本は一部であり、多くは自由に閲覧できない状況にあります。このため、資料のデジタル画像化とアーカイブは博物館資料の活用範囲を広げる重要なツールとなっています。最近では、デジタル機器の高度化と簡便化によって、既製品の安価なデジカメにより高精細のデジタル画像を取得できるようになりました。植物標本などの平面的なものでは得られる情報が多いのですが、動物などの立体的な構造を有する標本では、あらゆる角度から観察できる 3D デジタル画像が資料の全容を理解するうえで効果的です。しかし、3D 画像の取得には、いまだ一定の技術が要求されると同時に、スマホや安価で高精細な撮影が可能な機器が市場に出回るようになり、撮影した3D 画像を無料で閲覧・活用できる共有ポータルサイトも登場しています。また、3D 画像を取得することで、3D プリンターから出力して、展示用のハンズオン標本などを容易に制作できます。こうした技術の進展に合わせて、3D 画像を用いて博物館資料の発信や活用に関する方法について、基礎から実習を通じて学ぶ講座を博物館学芸員や教育従事者を対象として開催します。できる限り、汎用的で安価な機器を用いて、博物館資料の3D 画像の撮影と活用ができる人材を増やし、博物館業界全体で、こうした3D 画像を数多く共有できることを目指します。

なお、この講習会は「文化庁 令和 6 年度文化芸術振興費補助金(Innovate MUSEUM事業)」の助成を受けて開催し、博物館法改正(令和 4 年度)において新たな重点課題として位置づけられた「デジタルアーカイブの作成と公開」および「学芸員等の人材の養成・研修」に対応するものです。

研修日時

2024 年 12 月 19 日(水) 10 時 00 分~16 時 30 分 (予定)

場所

高知みらい科学館 オーテピア(4 階集会室)

〒780-0842 高知県高知市追手筋 2-1-1 オーテピア

TEL088-823-7767 FAX088-824-8224

主催共催

主催 NPO 法人西日本自然史系博物館ネットワーク高知みらい科学館(予定)

対象と定員

学芸員および教育従事者 15 名 (多数の場合は博物館学芸員を優先)

内容

 3D 撮影に関する基礎説明

 スマートフォンおよび携帯式3D スキャナーによる3D 標本撮影

 3D 撮影データの編集と WEB へのアップロード(SketchFab)

 3D データの展示活用に関する意見交換

講師

一社)路上博物館 森 健人

兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗

参加費/持ちもの

無料 / ノートパソコンおよびスマートフォン

■問い合わせ先

12/15までに、兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗(hiromune@hitohaku.jp)迄ご連絡ください。2日間以上返事がない場合は SPAM メールの場合がありますので、再度お問い合わせください。

*終了後には館外にて懇親会を予定

*内容については兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗(hiromune@hitohaku.jp)迄

PDF

NSMT-M32070_Fallow Deer_ダマジカ_Taxidermy by Kent MORI @rojohaku on Sketchfab


図 3次元デジタル化した画像は、WEB 上で、あらゆる角度から閲覧できる。

図書館総合展での博物館関連イベント(報告)

11月5−7日 パシフィコ横浜で開催された #図書館総合展 で「越境・Openのための逗留地」なるスペースで博物館とオープンデータに関連するミニ集会を展開しました

図書館総合展2024 ブース&フォーラムの概要はこちら https://openglam.github.io/LF2024.html…

「デジタルな社会の博物館、国際動向をにらみながら」としてSPNHC、TDWGの総括

「博物館のOpen化、進めるには何が足りない?CivicTechにできることは?」

「小さいとこ図書館総合展に集まろうジャン」

11月6日

  16時から「図書館・博物館の動きを国際的視点から眺めてみる」

11月7日にはフォーラム「図書館・博物館のOpen化を推し進めるために」なども実施しました

SPNHC/TDWG沖縄大会のまとめ研究会  10月30日19時 、11月5日13時

以下のような形で研究会を開催します。先日開催されたSPNHC(国際自然史標本保存学会)とTDWG(生物多様性情報標準化委員会)沖縄合同大会に参加した皆様から情報のシェアをお願いしています。Zoomでの開催とします。
後日にYOUTUBE上での公開もいたしますが、質疑なども行いたいと思いますのでどうぞZoomに参加登録の上お集まりください

■Innovate Museum研修
 自然史標本の保存と活用 SPNHC・TDWG沖縄大会を日本の博物館にどういかすか 

 2024年9月沖縄で開催されたSPNHC・TDWG沖縄大会では様々な資料への取り組み、デジタル活用のヒントの紹介が山程ありました。参加者の皆様から、注目点をご紹介いただきます。今後の自然史博物館のデジタルな活動を考える機会にしたいと思います。

日時 10月30日19時〜20時30分(予定)
場所 オンライン(ZOOM)(終了しました)

このミーティングに事前登録する:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZApdO-trzooHNI7G9YdmRF3bJRiIyH0p2Ak
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
登録は開催時までできますし、どなたでも参加できます
転送歓迎です。

アーカイブをこちらで公開しています



また、
図書館総合展会場内のミニセッションとして以下を開催します

■デジタルな社会の博物館、国際動向をにらみながら

 デジタルアーカイブ、オンライン講演会などなど様々なDXが進んでいるような、でも現場は変わっていないような。情報をどう活かしていくか、という面で言えば図書館とも共通項は多いと思います。9月に行われたSPNHC・TDWG沖縄大会を振り返りながら議論を進めたいと思います。

日時 11月5日 13時〜13時45分
場所 図書館総合展(パシフィコ横浜 OPENのための逗留地ブースにて)
+ONLINE(YOUTUBE LIVE 大阪市立自然史博物館チャンネルを使用予定)
 

図書館総合展では他にも企画を検討中です、追ってお知らせします。

西日本自然史系博物館ネットワークはSPNHC−TDWG 2024沖縄大会を支援しています

国際自然史標本保存学会と生物多様性情報標準化委員会の合同大会が9月2日より7日まで沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されます。

両学会の合同大会は日本の博物館にも大きなノウハウをもたらす機会と考え、大会参加者のレポートをこちらでも共有していきます。また明日以降も適宜制作していきます。

InnovateMuseum事業の昨年度報告書を公開しました

目次

はじめに 

1.自然史標本DX化のための技術レビュー及び戦略策定

1-1 自然史系博物館のDX課題                   
1-2 自然史資料の公開と活用をめぐって
1-3 国際標準に向けた自然史博物館のネットワーク構築  

2.資料デジタルイメージング拠点の運用と拡充

3.自動処理及び市民参画によるデジタル自然史資料整備の加速とその活用検討
3-1 高精細デジタル標本画像からのAI自動テキスト処理

4.情報共有、対応能力底上げのための研修・技術交流
4-1 自然史博物館と美術館の連携STEAM教育の可能性
4-2 ミュージアムグッズが秘めたSTEAM教育の可能性
4-3 デジタル時代の巡回展示共同企画の可能性を模索する

こちらからどうぞ。

SPNHC-TDWG2024年沖縄大会講演募集開始

2024年9月の2日から6日の日程で沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにて、国際自然史標本保全学会生物多様性情報標準化委員会の合同大会が開催されます

今回の合同大会では、“Enhancing Local Capacity, Elevating Global Standards”を大会テーマに掲げ、こちらに掲載しているような多様なセッションを開催することが決まりました。まさに、自然史標本の保存、活用、未来が議論されます。日本ではほとんど最新情報に触れることが難しい自然史標本の保存科学に触れる機会になるとともに、デジタル撮影と共有についての海外の取り組み、ノウハウに触れることができます。博物館の特徴的なコレクションを紹介する”Specimen Spotlight”という気楽なセッションもあります。セッション以外のテーマの発表ももちろんできます。ぜひ日本からも多くの自然史研究者、博物館関係者(教育実践例を紹介したい人、他分野の保存科学やデジタル化関係者を含む)、博物館のデータや標本を利用する研究者など、折角の機会なので多くの事例を発表してください。

SPNHC、TDWGのメンバーでなくても発表可能です。現在、講演エントリーと要旨の募集が始まっています。要旨の提出は Oxford Abstractsというシステムを通じて行います。締切は2024年4月19日です。

講演数が予定を超過された場合などはバーチャルポスターなどに回っていただくようお願いをする場合があります。

応募の際には以下のページを良くお読みください。日本語問い合わせ先もあります。

 call for abstracts 

 Submission Guidelines for OA Abstracts

また要旨募集に先立って大会の行動規範が公開されています。講演の申し込みは行動規範に同意したとみなされますのでご参照ください。

https://www.tdwg.org/conferences/2024/code-of-conduct/ja/