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福島県警戒区域の再興を担う博物館の復興・再生に向けて(提言)

西日本自然史博物館ネットワークは
地域の自然史資料の恒久的な保存を願い、また東北大震災の博物館支援に関わる立場から、日本博物館協会などとともに
「福島県警戒区域の再興を担う博物館の復興・再生に向けて(提言)」
に賛同しています。
本提言については以下のリンクをご参照ください。
http://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/proposal_Fukushima_5
また声明全体に関わるご質問は日本博物館協会へお願いします

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声明など

九州豪雨に関してのお見舞い

2012年7月に断続的に九州各地を襲った豪雨に関して、被害に合われた皆様にお見舞い申し上げます。
自然系施設としては熊本・宮崎・大分の幾つかの主要施設に被害はないことは確認していますが、十分な把握はできていません。自然系標本資料などが被災したなどの被害情報、ご相談などありましたら事務局までご連絡ください。

2012年7月18日 西日本自然史系博物館ネットワーク事務局
         naturemuseumnet@gmail.com

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大阪市水道記念館の一時休館に関する見解

2012年4月

 2012年4月現在、大阪市水道記念館は一般公開を停止しています。さる2月末に「本市における施策・事業の見直しの一環として、費用対効果などの観点からの精査を行なうため、4月1日から一時休館させていただきます。」との報道に接し、また2月21日付のホームページにおいて公表されていることも確認しました。http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000015210.html
自然史系博物館の事業に携わっている私たちは、野生生物の種の保全をはかるという専門的見地から、また自然の価値や楽しさを普及し教育する立場から、事態の進展を注視し憂慮しています。
 大阪市水道記念館は、日本有数の豊富な河川生態系を有する琵琶湖淀川水系の魚類を網羅的に展示する施設として全国的に知られています。今年3月の時点で保有する淡水魚種は90種を超えていました。水道記念館はこのような展示を通じて大阪市水道局が処理した水(工業用水)の安全性を示す広報施設の役割を担うとともに、淀川の水の恵みを受ける大阪市民にその豊かな自然を伝える教育施設として機能しています。とりわけ「水」を学ぶ小学4年生など多くの子どもたちが校外学習で訪れる体験施設として高い評価を受けています。また飼育技術面においてもその実力ゆえ、環境省及び文化庁から天然記念物であるイタセンパラやアユモドキなどの重要魚種の飼育を許可され、環境省から保護増殖事業を委嘱されてきました。今ではイタセンパラ保護増殖事業など淡水魚の保全の拠点施設としても重要な存在となっています。
 このような理由から、水道記念館の今後については、以下の配慮が必要であると私たちは考えます。

1.淡水魚展示が存続し有効活用されること
 水道事業の広報施設としての活動を縮小せざるをえないとしても、淀川の自然を市民に伝える展示・教育施設として存続させることが必要です。これまで築いてきた無形の資産を活用し、さらなる効果的な学習施設としての再生を願います。

2.存続が叶わない場合には、周辺施設に生品や資料が移管され、事業が継承されること
 市民に淀川の自然とその価値を伝えることは大阪市のみならず沿川の行政にとっての責務です。また、水道記念館に飼育されている魚類はいずれも系統のはっきりわかった重要なものです。琵琶湖淀川水系内でこうした系統をきちんと管理することは、将来の野生復帰のためにも必要なことです。

3.環境省から委嘱されたイタセンパラ保護増殖事業が継承されること

特定非営利活動法人西日本自然史系博物館ネットワーク
naturemuseumnet@gmail.com

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東日本大震災に関わる自然史系標本の救済支援活動について

 東日本大震災ににより被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
さて、西日本自然史系博物館ネットワークは、昆虫担当学芸員協議会や全国の賛同博物館・職員有志らと共に、陸前高田市立博物館の標本救済に協力しています。
 この取組は岩手県教育委員会と県内博物館・文化財関係者が陸前高田市職員やボランティアとともに行っている陸前高田市立博物館の標本救済の後方支援を行うものです。陸前高田市立博物館は同市を襲った巨大津波によって被災し、学芸員ら職員にも犠牲者が出ています。展示室はおろか、収蔵庫も津波により塩と泥をかぶっている状況です。そのような中、岩手県及び同博物館関係者のご努力に
より、多くの昆虫標本や植物標本が発見され、救済されつつあります。しかしながら、本来乾燥状態で維持すべき標本は泥をかぶったためにカビや一部には腐敗の被害を呈しています。
 今回の私たちの取り組みは、これら被災標本に関し、岩手県内の施設だけでは追いつかない洗浄や再乾燥などの修復作業を遠隔地にて支援、協力するものです。協力可能な各博物館で被災標本を受け入れ、学芸員および知識を持つボランティアが処置をし、岩手へと返還するというものです。ネットワークとしてはこれらの各館の取り組みを仲介し、必要な議論や連絡、可能な範囲での資材調達、今後の取組に向けた検討を行ってまいります。

支援は西日本自然史系博物館ネット会員館だけでなく、全国の博物館や研究室が協力をしています。これらの取り組みにより昆虫標本 標準的な標本箱にして約120ケース相当植物標本10000シートのうち約6000点程度の修復を現在行っています。

 国内では博物館同士の緊急時の相互扶助など協力体制は残念ながらできておりません。現地の被害の大きさもあり、なかなか早急に十分な体制の構築ができませんでしたが、現地での努力を少しでも継続的に支援するために当ネットワークでも今後とも検討と努力を重ねてまいりたいと思います。


参考
西日本自然史系博物館ネットワークの概要
http://www.naturemuseum.net/wp-content/uploads/2022/12/westgaiyo2011.pdf
陸前高田市立博物館収蔵庫の状況及び植物標本処理の概要
(岩手県立博物館 専門学芸員 鈴木まほろ氏作成)
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/botany.htm

陸前高田市博の被害状況の写真、経緯など
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。クリック注意。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm

岩手県立博物館での一次仕分け作業風景
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press2.htm

お問い合わせ
事務局
大阪市立自然史博物館
佐久間大輔・波戸岡清峰
06-6697-6221

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東北地方太平洋沖地震(東北大震災)に際してのお見舞い

2011年3月11日発生の東北地方太平洋沖地震(東北大震災)に際しまして、被災した地域の皆様、また被害を受けられた博物館関係者、自然史科学関係の皆様にお見舞い致します。
自然史系博物館を担う専門集団として皆様の状況を案じています。遠隔地ならでは可能な支援もあると考え、自然史系博物館などの情報収集をはじめつつあるところです。

当面は各地域での人命救援、社会生活の回復を中心に全力が注がれる状況にあると思いますが、その後の博物館や標本等の維持などに関し、ご相談などがありましたら事務局までお声掛け下さい。

本件に関してのお問い合わせ
西日本自然史博物館ネットワーク
担当:佐久間大輔(大阪市立自然史博物館) sakuma★mus-nh.city.osaka.jp ★を@に
                      twitter sakumad2003 TEL 06-6697-3221

追記
各博物館の被災情報・救援情報は有志の手により
http://www45.atwiki.jp/savemuseum/
にてまとめられています。
また関連情報をお持ちの方はお寄せいただくか、またはtwitterでハッシュタグ #jishinmuse にてご報告いただければ幸いです。