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活動報告

「100均☆自然史グッズ」のワークショップが展示として公開されました。

さる2012年9月21日に開催された西日本自然史系博物館ネットワークのワークショップ 「どこまで使える 100円グッズ」の一環として作成された展示が、大阪市立自然史博物館2F イベントスペースにて公開されています。11月10−11日の自然史フェスティバルまでの約1月半、公開されています。ワークショップに興味があっても参加できなかった方々もどうぞご来場ください。

ミニ企画展「100均☆自然史グッズ」

本格的な観察道具で「形から入る」のもいいけれど、「100均」ショップで売っている道具で、気軽に自然観察に活用してみるのはいかが?
いいとこも、わるいところもあるけれど、ちょっとした工夫で活用の幅は広がります。
西日本自然史系博物館ネットワークではこれまで3回にわたって100均グッズを活用する研究会を開いて来ました。今回の展示は、その集大成として (1)観察 (2)採集 (3)標本 の3テーマで学芸員たちの工夫を展示してみました。
身近にある100均グッズを活用して、自然観察を道具作りの工夫から楽しんでしまいましょう。

場所:大阪市立自然史博物館本館 2F イベントスペース
展示期間:9月29日~11月11日
主催:大阪市立自然史博物館・西日本自然史系博物館ネットワーク

自然史系学芸員100円グッズプロジェクトについては

https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/100yen/index.shtml
を御覧ください

当日参加いただいた皆さん。
展示製作WSの様子をホームページに掲載しました。

https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/100yen/2012osaka/index.shtml

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技術研修

「博物館収蔵庫の総合防除と標本管理に関するワークショップ」のご案内

博物館資料の管理は、どこの博物館もそれぞれ固有の問題を抱えながら担当者の努力で行われているというのが実情ではないでしょうか。そこで今回の技術講習会では、カビと害虫の専門家をお招きして、「資料の敵」について学ぶ機会を準備しました。また、地方博物館での実際の状況や生き物展示をされている施設が併設されている館などの4館の方にも事例報告をお願いしました。地方館で、実際に防除に十分なお金がかけられない状況において、どういった工夫が重要になるのかをみなさんと一緒に考えます。
カビと害虫について基礎的な知識を習得しつつ、各館の資料管理の取り組み(=苦労話?)を聞きつつ、自らの館の資料管理のあり方について今一度見直す、あるいは改善するヒントを得る機会となればと思います。
是非奮ってご参加ください。(転送歓迎!!)
飛び入りでの資料配付や意見(公開相談)も歓迎です。

日時:2012年10月22日(月)13:00-16:30
会場:大阪市立自然史博物館 集会室 
内容:
・カビの生物学的特性とその防除について
 (講師 大阪府立公衆衛生研究所 久米田 裕子氏)
・害虫の総合防除について((株)イカリ消毒 山下雄司氏)

各館の事例紹介
・ひとはくのIPMについて(兵庫県立人と自然の博物館 高野温子)
・愛媛県博の総合防除について(愛媛県総合科学博物館 小林 真吾氏)
・生体展示施設における収蔵標本の管理方法について (伊丹市昆虫館 長島聖
大氏)
・和歌山県自然博の資料管理について(和歌山県自然博物館 内藤麻子氏)

■参加費 500円
■参加申し込み (10/20まで先着順)
 メールにて、氏名、所属、連絡先等をご記入のうえ、
 兵庫県立人と自然の博物館 高野温子(takano@hitohaku.jp)までご連絡くだ
さい。

*この件について、ご質問等がございましたら、高野・三橋
(hiromune@hitohaku.jp)まで。

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技術研修

「どこまで使える 100円グッズ」のワークショップ

「どこまで使える 100円グッズ」のワークショップが間近になりましたので再度ご案内いたします。
興味がある方にもご案内いただければ助かります。

今年は集大成として、ダ○ソーやセ○アなどの100均グッズを活用した観察や採集、標本作りなどの自然史グッズの展示をみんなで作成するワークショップを考えています。
題して、「100均☆自然史グッズ」展示制作ワークショップ。

このワークショップに先駆けて、徳島県立博物館では7月〜9月にプロトタイプとして展示ケース1個分のミニ展示を開催しており、来館者には好評を得ています。
その様子は下記のホームページでご覧いただけます。
https://museum.bunmori.tokushima.jp/ogawa/100yen/2012tokushima/index.shtml

この展示をベースに、参加者の皆さんから、追加の「100均☆自然史グッズ」を持ち寄って頂いたり、またアイディアと展示の技を提供いただく事で、さらに「面白く」「魅力のある」展示にできればと考えております。

もちろん、展示するものは無いけれど、100円グッズに興味があって参加したいという方も大歓迎です。

また、残念ながら当日参加できないけれど展示品は提供可能という方は、事前に送っていただければ、喜んで展示させていただきます。

=
◎内 容:100均グッズを活用した自然史グッズの展示制作を、参加者のみなさんと共同で行います。

◎開催日:2012年9月24日(月) 午後1時〜

◎場 所:大阪市立自然史博物館

◎主 催:NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク

◎担 当:小川 誠(徳島県立博物館)、奥山 清市(伊丹市昆虫館)、矢野 真志(面河山岳博物館)   

◎参加対象:
  博物館学芸員、博物館スタッフ、学芸員志望の学生、学校教員、自然観察指導者、ビジターセンター等関連施設スタッフなど
  (NPO法人西日本自然史系博物館ネットワークの会員以外の方も可能です)

◎定 員:約20名

◎スケジュール
 13:00〜    あいさつ・自己紹介
 13:10〜15:10 (1)観察 (2)採集 (3)標本 の3つのグループに分かれて作業
 15:10〜15:20 休憩
 15:20〜15:50 共同評価作業
 15:50〜16:50 グループ作業に戻り、展示改良
 16:50〜17:00 まとめ

◎参加費:300円


——————————– 申 込 ——————————-
 申込先:徳島県立博物館 小川 誠(TEL. 088-668-3636)
 メールアドレス:ogawa-makoto-1@mt.tokushima-ec.ed.jp

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標本救済ネット

西日本自然史系博物館ネットワーク 標本救済ネット設置要項

(目的)
第1条 標本の所有者が博物館や大学などの標本庫に標本を寄贈する意志を持ちながら,受け入れ先を見つけられないことによって有用な標本が廃棄されたり,散逸したりすることのないよう,受け入れ施設についての情報を提供し,また受け入れ施設を探す窓口を設置し,人類共有の財産である自然史標本を後世に残していくことを目的とする。

(名称)
第2条 この組織は,西日本自然史系博物館ネットワーク 標本救済ネット(以下「標本救済ネット」という。)という。

(構成)
第3条 標本救済ネットは,第1条の目的に賛同する西日本自然史系博物館ネットワーク構成員および博物館,大学等,標本庫を所有する組織,団体,その他をもって構成する。

(活動)
第4条 標本救済ネットは,第1条の目的を達成するため,次の活動を行う。
 (1) 西日本に限らず全国の行き場の見つかっていない標本の受け入れ先探し
 (2) 受け入れされやすい標本作りの技術講習や標本授受に関する手続きや各種様式の例示などの環境整備
 (3) 関係学会等との連携
 (4) その他必要な活動

(組織)
第5条 標本救済ネットに,自然史に関する各分野のケースワーカー若干名を置く。
 (1) 標本救済ネットに,運営全般とホームページやメーリングリストの管理を行う事務局を置く。
 (2) ケースワーカーは西日本自然史系博物館ネットワーク理事長が任命する。
 (3) ケースワーカーならびに事務局員の任期は,西日本自然史系博物館ネットワーク理事の例に準ずる。

(その他)
第6条 この要項に定めるもののほか,必要な事項については西日本自然史系博物館ネットワーク理事会と標本救済ネット事務局,ケースワーカーが協議して定める。

  附則
 この要項は,平成23年2月6日から施行する。

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標本救済ネット

これまでの活動

これまでの活動内容は以下のとおりです

第1回標本救済ネット(仮称)ワークショップの記録
https://www.naturemuseum.net/?p=611

2008/6/5 第2回 標本救済ネット(仮称)ワークショップのご案内
https://www.naturemuseum.net/?p=614

2010/7/12 第3回標本救済ネット 研究会
https://www.naturemuseum.net/?p=657

本件とは趣旨が異なりますが、東日本大震災関連の標本救済活動は以下にまとめられています

東日本大震災と自然史系博物館 被災自然史標本の修復技法と博物館救援体制を考える研究集会
https://www.naturemuseum.net/?p=731

同集会への出展ポスター一覧
https://www.naturemuseum.net/?p=734

震災に関連した各博物館の報告、展示など
https://www.naturemuseum.net/?p=499

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標本救済ネット

標本の受入施設の方へ

 「標本救済ネット」の趣旨にご賛同いただける場合は事務局までご連絡(nhcw-admin@mus-nh.city.osaka.jp)をお願いいたします。
 「標本救済ネット」専用のメーリングリストに登録させていただきます。
 なお,標本を将来にわたって安全に保管するという観点から,このメーリングリストに登録できるのは,標本庫を所有する西日本自然史系博物館ネットワーク構成員および博物館,大学等の組織,団体,その他関係機関に限定させていただきます。
 また,自施設では受け入れ困難な標本の寄贈申し出がありました場合は,「標本救済ネット」をご紹介くださいますよう,お願いいたします。

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標本救済ネット

標本の寄贈をお考えの方へ

1.お近くの博物館にご相談ください。
 地元の博物館に喜んで受け入れられることがあります。
 全国科学博物館協議会の加盟館はこちら(リンク:https://jcsm.jp/list/membership/)で調べられます。
 自然史系博物館に所属する研究員,学芸員の専門分野はこちら(リンク:http://science-net.kahaku.go.jp/)で調べられます。

2.標本の寄贈先が見つからない場合は「標本救済ネット」事務局にご連絡ください。
 あわせて寄贈標本の内容がわかるように調書や写真をご準備ください。
 調書の様式はこちら(リンク:nhcw_sheet.pdf(45KB)ファイルをダウンロード)。
 調書の記入例はこちら(リンク:nhcw_example.pdf(63KB)ファイルをダウンロード)。
 事務局の連絡先はこちら(リンク:標本救済ネットワーク nhcw-admin@mus-nh.city.osaka.jp 西日本ネットワーク naturemuseumnet@gmail.com )。

3.お送りいただいた調書や写真をもとに,自然史系博物館で扱える事案かどうかを事務局で相談させていただきます。

4.自然史系博物館で扱える事案と決まれば,専属のケースワーカーがお世話をさせていただきます。
 受入施設が決まるまでに2か月ほどかかる可能性がありますが,ご了承くださいますよう,お願い申し上げます。

5.全国の博物館や大学などと連絡を取り合いますが,受け入れ先が見つからないこともありますことを,お含みおきくださいますよう,お願い申し上げます。

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標本救済ネット

「標本救済ネット」について

 自然史標本は,人類共有の財産として後世に残していくべき貴重な資料です。
標本の所有者が博物館や大学などの標本庫に標本を寄贈する意志を持ちながら,受け入れ先を見つけられないことによって有用な標本が廃棄されたり,散逸したりすることのないようにしなければなりません。
 「標本救済ネット」は,受け入れ施設についての情報を提供し,また受け入れ施設を探す窓口を設置します。
 このことによって,寄贈標本についての情報を一元化し,受け入れ可能施設の探索を容易にして,有用な標本の消失や散逸を防ぎます。