12月 2024

実習「3Dプリンタで広がる触察モデルの世界」2/4-5@大阪市立自然史博物館

西日本自然史系博物館ネットワークはInnovateMuseum事業の一環として以下の実習を開催します。定員16名と限られますが、どうぞご参加ください。

「3Dプリンタで広がる触察モデルの世界」

~視覚障害者支援のためのモデル制作を体得する2日間~

この度、3D4SDGsのみなさんに大阪に出張いただき、博物館関係者のみなさんを対象に、視覚障害者向けの触察モデルを3Dプリンタを活用して作成する実践型プログラムを開催いたします。

視覚障害を持つ方々にとって、触察モデルは情報や理解を深める重要な手段です。本イベントでは、最新の3Dプリンタ技術を使用し、誰でも簡単に触察モデルを制作できるスキルを学んでいただきます。

※この講習は、文化庁補助金事業Innovate Museumの助成により行います。

イベント詳細

日程:1日目:2月4日(火)10:00~17:002日目:2月5日(水)10:00~16:30

会場:大阪市立自然史博物館実習室(大阪市東住吉区長居公園1-23)

対象者:博物館関係者および博物館のまわりで展示や普及教育活動をしている人で、視覚障害者の博物館体験を支援したい人

プログラム内容:

Day 1: 3Dプリントの基礎と実践

午前:3Dプリントの概要説明とプリンタ操作体験

3Dプリントの基本原理を学び、QRコードを使った簡単なプリント体験を行います。

プリントに使用する「Bambu Studio」の基本機能を学び、色分けやスライスの方法を実践します。

午後:3Dスキャン技術と触察モデルの作成

スキャンアプリを使った3Dスキャンの基礎を体験。

オンラインで触察モデルの検索・ダウンロード方法を学び、スライサーソフトを活用して3Dプリントを行います。

Day 2: 3Dモデリングとデータ処理

午前:Tinkercadでの3Dモデリング

ペンシルホルダーやネームプレート、地図をモチーフにしたキーホルダーを設計します。

設計したデータをスライスし、3Dプリントを実践します。

午後:地図データからのモデル作成とカスタマイズ

終了セッション:感想の共有と次のステップの案内

参加者全員で成果物を共有し、次の学習・実践に繋がる情報を提供します。

講師紹介:

・林 園子 氏(ICTリハビリテーション研究会 代表理事・ファブラボ品川ディレクター・作業療法士)

・濱中 直樹 氏(ICTリハビリテーション研究会 理事・ファブラボ品川ファウンダー・一級建築士)

・南谷 和範 氏(大学入試センター 研究開発部試験基盤設計研究部門 教授)

・渡辺 哲也 氏(新潟大学工学部 教授)

主催:NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク、大阪市立自然史博物館

注意事項:PC、スマートフォン、メールアドレス(必要なアカウント作成用)をご準備ください。

PCは以下のシステム要件をご確認ください。

オペレーティングシステム:Windows 10 以降 Mac OS X v10.15 以降 Linux Ubuntu 20.02 以降、または Fedora 36 以降

プロセッサ:Intel® Core 2 または AMD Athlon® 64 プロセッサ、2 GHz 以上

グラフィックス:OpenGL 2.0 に対応したシステム

メモリ(RAM):最低要件:4 GB

ハードディスク空き容量:2.0 GB 以上の空き容量

お申し込み方法下記メールアドレスまで、氏名、所属、返信用メールアドレスを記入して、お申し込み下さい。

y-ishii@omnh.jp (大阪市立自然史博物館 石井陽子)

定員:16名(先着順)

申込締切:1月26日(日)

お問い合わせ y-ishii@omnh.jp (大阪市立自然史博物館 石井陽子)

オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」

西日本自然史系博物館ネットワークと大阪市立自然史博物館では、オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」を下記のとおり開催します。JST-RISTEX事業の助成を受けて開始されたプロジェクトである3D4SDGsでは、視覚障害者のみなさんの利用を想定した3Dデータの作成や3Dプリンタによる模型の作成・配布、作成した模型を用いた触察ワークショップ、直接触ることのむずかしいものを模型化・配布してそれについて楽しく解説するシンポジウム、3Dデータの作成や3Dプリンタによる模型作成の実習など、意欲的な活動を行っています。博物館に関わる皆さんとって、大いに参考になると思われます。ご参加お待ちしております。

オンライン講演会「3Dデータ・3Dプリンタ活用による博物館ユニバーサル化の可能性」

日時:2025年1月10日(金) 午後1時~3時

方法:オンライン配信(Zoom)

申込サイトよりご登録ください(直前まで可能):https://zoom.us/meeting/register/tJItc–hqzoiG9I7uek4QXonjuKCLuoz_gOk

主催:西日本自然史系博物館ネットワーク、大阪市立自然史博物館

この事業はInnovate Museum事業の一環として開催します。

講演1:3D4SDGsの活動: 誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会の実現に向けて

我々は、科学技術振興機構(JST)の「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム」の支援で5年間にわたり「『誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会』の創成に向けた、3Dモデル提供体制の開発と実装」という研究プロジェクトを実施してきました。 このプロジェクトでは3Dプリンタを活用して模型を製作し視覚障害者をはじめとする人々に知識・情報・文化に触れる機会を提供する体制構築を進めてきました。 活動の中には、模型に触れるオンラインシンポジウムや触って分かりやすい模型を製作するための研修会など、博物館のユニバーサル化のヒントとなりそうなものが多く含まれます。本講演ではこれらの活動を題材にして視覚障害者をはじめとする多様な人々が訪れたくなるような博物館作りについて一緒に考えてみたいと思います。

講師:南谷和範 氏((独)大学入試センター 研究開発部・教授)

講師プロフィール:大学入学共通テストを実施している大学入試センターで、障害のある受験者のための試験環境の整備を研究しています。私自身が視力0の視覚障害者ということもあり、近年は視覚障害者の知識や文化へのアクセスの充実についての研究も進めています。その一環として3Dプリンタを活用して触って楽しむことのできる模型作りを推進しています。

講演2:「ふれないでください」を「手にとってご覧下さい」に ― 触る模型制作の実践

見えない、見えづらい人は、言葉で説明されるだけではものの形や仕組みが分からないことが多いです。そこで、知りたいものの模型を作り、触ってもらうことで、理解してもらおうというプロジェクトを南谷さんとともに進めてきました。その実践をご紹介します。博物館のユニバーサル化って何をしたらいいか分からない、展示物全てを模型にしないといけないの?などと身構えないで、まずはできるところから始めて、観覧者とともに変えていく一助となれば幸いです。

講師:渡辺 哲也 氏(新潟大学工学部・教授)

講師プロフィール:障害者の就労・教育を支援する研究所を経て、現在、新潟大学工学部でICTを活用した障害者支援に関する研究開発に従事。近年の主な取り組みは、視覚障害者向けの触る地図、触る星座、触る模型の制作とその普及活動。

「3D デジタルデータ撮影と活用に関する指導者向け実習」 @高知

博物館の収蔵庫には多数の資料が保管されているが、展示に活用される標本は一部であり、多くは自由に閲覧できない状況にあります。このため、資料のデジタル画像化とアーカイブは博物館資料の活用範囲を広げる重要なツールとなっています。最近では、デジタル機器の高度化と簡便化によって、既製品の安価なデジカメにより高精細のデジタル画像を取得できるようになりました。植物標本などの平面的なものでは得られる情報が多いのですが、動物などの立体的な構造を有する標本では、あらゆる角度から観察できる 3D デジタル画像が資料の全容を理解するうえで効果的です。しかし、3D 画像の取得には、いまだ一定の技術が要求されると同時に、スマホや安価で高精細な撮影が可能な機器が市場に出回るようになり、撮影した3D 画像を無料で閲覧・活用できる共有ポータルサイトも登場しています。また、3D 画像を取得することで、3D プリンターから出力して、展示用のハンズオン標本などを容易に制作できます。こうした技術の進展に合わせて、3D 画像を用いて博物館資料の発信や活用に関する方法について、基礎から実習を通じて学ぶ講座を博物館学芸員や教育従事者を対象として開催します。できる限り、汎用的で安価な機器を用いて、博物館資料の3D 画像の撮影と活用ができる人材を増やし、博物館業界全体で、こうした3D 画像を数多く共有できることを目指します。

なお、この講習会は「文化庁 令和 6 年度文化芸術振興費補助金(Innovate MUSEUM事業)」の助成を受けて開催し、博物館法改正(令和 4 年度)において新たな重点課題として位置づけられた「デジタルアーカイブの作成と公開」および「学芸員等の人材の養成・研修」に対応するものです。

研修日時

2024 年 12 月 19 日(水) 10 時 00 分~16 時 30 分 (予定)

場所

高知みらい科学館 オーテピア(4 階集会室)

〒780-0842 高知県高知市追手筋 2-1-1 オーテピア

TEL088-823-7767 FAX088-824-8224

主催共催

主催 NPO 法人西日本自然史系博物館ネットワーク高知みらい科学館(予定)

対象と定員

学芸員および教育従事者 15 名 (多数の場合は博物館学芸員を優先)

内容

 3D 撮影に関する基礎説明

 スマートフォンおよび携帯式3D スキャナーによる3D 標本撮影

 3D 撮影データの編集と WEB へのアップロード(SketchFab)

 3D データの展示活用に関する意見交換

講師

一社)路上博物館 森 健人

兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗

参加費/持ちもの

無料 / ノートパソコンおよびスマートフォン

■問い合わせ先

12/15までに、兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗(hiromune@hitohaku.jp)迄ご連絡ください。2日間以上返事がない場合は SPAM メールの場合がありますので、再度お問い合わせください。

*終了後には館外にて懇親会を予定

*内容については兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗(hiromune@hitohaku.jp)迄

PDF

NSMT-M32070_Fallow Deer_ダマジカ_Taxidermy by Kent MORI @rojohaku on Sketchfab


図 3次元デジタル化した画像は、WEB 上で、あらゆる角度から閲覧できる。

『2024年度展示学講座 受講者募集のお知らせ』

西日本自然史系博物館ネットワークでは以下の講座を公演しています。興味のある方はどうぞご参加ください。

 本講座を主催する日本展示学会は、大学等の展示研究者、博物館等の展示関係者に
加えて、展示を実際につくるデザイナーやプランナー等の企業関係者も多く参加して
いる学術研究団体です。
こうした特長を活かした連携・共創による活動として、本学会は研究大会、学会誌の
発行、地域研究会、表彰等を行っています。展示学講座もその一環で、展示の学術的
な理論や考え方を学ぶことと、展示技術や手法を学ぶことを目的として、実践的な講
座を企画しました。
展示学に携わる若手の研究者や技術者の育成という役割もあります。展示学講座は会
員でなくても参加可能で、例年多くの一般の方々が参加されています。
今回は東京国立博物館・黒田記念館を会場として開催します。詳細な内容は、添付の
フライヤーをご確認ください。

■開催日時
2025年2月22日(土)・2月23日(日)
 ・2月22日(土)10:30~
 ・2月23日(日)9:30~
※2日間をとおしてプログラムをご用意しております。詳細はフライヤーをご参照く
ださい。

■会 場
東京国立博物館黒田記念館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
JR上野駅公園口、鶯谷駅南口下車 徒歩15分
東京メトロ上野駅、根津駅、京成電鉄京成上野駅下車 徒歩15分

■講座参加費
会員・学生8,000円 /非会員10,000円
募集人員:40名
※情報交流会の会費を含みます。
※当日展示学講座受付にて現金でお支払いください。
講座終了後に「修了証」をお渡しいたします。

ご参加のお申込みはこちら
GoogleForm:https://x.gd/gXlKWF

募集開始:2024年11月27日(水)正午~
定員に達し次第、申し込みを終了させていただきます。

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【お問合せ先】
日本展示学会
公益財団法人千里文化財団内 日本展示学会事務局
E-mail:info@tenjigaku.com
URL:http://www.tenjigaku.com