博物館資料の管理は、どこの博物館もそれぞれ固有の問題を抱えながら担当者の努力で行われているというのが実情ではないでしょうか。そこで今回の技術講習会では、カビと害虫の専門家をお招きして、「資料の敵」について学ぶ機会を準備しました。また、地方博物館での実際の状況や生き物展示をされている施設が併設されている館などの4館の方にも事例報告をお願いしました。地方館で、実際に防除に十分なお金がかけられない状況において、どういった工夫が重要になるのかをみなさんと一緒に考えます。
カビと害虫について基礎的な知識を習得しつつ、各館の資料管理の取り組み(=苦労話?)を聞きつつ、自らの館の資料管理のあり方について今一度見直す、あるいは改善するヒントを得る機会となればと思います。
是非奮ってご参加ください。(転送歓迎!!)
飛び入りでの資料配付や意見(公開相談)も歓迎です。

日時:2012年10月22日(月)13:00-16:30
会場:大阪市立自然史博物館 集会室 
内容:
・カビの生物学的特性とその防除について
 (講師 大阪府立公衆衛生研究所 久米田 裕子氏)
・害虫の総合防除について((株)イカリ消毒 山下雄司氏)

各館の事例紹介
・ひとはくのIPMについて(兵庫県立人と自然の博物館 高野温子)
・愛媛県博の総合防除について(愛媛県総合科学博物館 小林 真吾氏)
・生体展示施設における収蔵標本の管理方法について (伊丹市昆虫館 長島聖
大氏)
・和歌山県自然博の資料管理について(和歌山県自然博物館 内藤麻子氏)

■参加費 500円
■参加申し込み (10/20まで先着順)
 メールにて、氏名、所属、連絡先等をご記入のうえ、
 兵庫県立人と自然の博物館 高野温子(takano@hitohaku.jp)までご連絡くだ
さい。

*この件について、ご質問等がございましたら、高野・三橋
(hiromune@hitohaku.jp)まで。

投稿者 kanri