西日本自然史系博物館ネットワークフォーラム「市民調査と博物館」
 今,日本各地で,地域の住民が調査の主役となるいろんな分野での住民参加型の調査が行われています.このような調査の中の自然や環境分野では,調査の方法などの指導助言や,調査結果の証拠である資料の保管について,地域の博物館は重要な役割を果たしています.今回は,関西のタンポポの分布調査を始めとして色々な住民参加型の調査をやってこられた,滋賀県立琵琶湖博物館の布谷知夫さんにその意義などについてお話いただき,西日本の3つの博物館の実践例を紹介していただきながら,調査のあり方や博物館の役割を考えてみます.

日時:2009年2月15日(日) 午後1時30分〜4時
場所:滋賀県立琵琶湖博物館 セミナー室

   (草津市下物町1091 TEL 077-568-4811)
交通:JR利用の場合は,JR琵琶湖線草津駅下車(草津までは新快速で京都から約20分、米原から約35分).草津駅西口から近江鉄道バスの烏丸下物線烏丸(からすま)半島行き乗車(バス約25分).バスの時刻は琵琶湖博物館のHPhttp://www.lbm.go.jp/guide/bustime.html
 で確認できます.ちなみに,バスは12時40分草津西口発が便利です.車利用の場合は,名神高速で大阪方面からは大津ICまたは瀬田西IC,彦根方面からは栗東ICで降りるのが便利です.

プログラム
挨拶 山西良平(NPO法人西日本自然史系博物館理事長,大阪市立自然史博物館館長)
基調講演「住民参加型調査の意味」 1時35分〜2時20分
  布谷知夫氏(滋賀県立琵琶湖博物館・研究部博物館学研究領域・上席総括学芸員)
各地からの実践報告 2時20分〜 (順次 質疑5分ふくめて25分程度)
1) 「地域の「?」を地域で調べる〜参加型調査における博物館の役割とねらい〜」
金尾滋史氏(多賀町町立博物館・多賀自然と文化の館・学芸員)
2)「市民調査から公共事業へ,博物館が橋渡し−八幡湿原自然再生事業−」
白川勝信氏(芸北高原の自然館・学芸員)
3)「キッズ探検倶楽部の活動と地域への広がり(仮題)」
角川咲江氏(西堀榮三郎記念探検の殿堂 学芸員)
パネルディスカッション 3時35分〜4時

共催:滋賀県立琵琶湖博物館・NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク

連絡先:滋賀県立琵琶湖博物館:中島 TEL 077-568-4811・大阪市立自然史博物館:波戸岡 TEL 06-6697-6221

投稿者 kanri