西日本主催事業

2011/06/17 第17回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会のお知らせ

2011年5月23日

独立行政法人国立科学博物館
動物研究部長 松浦 啓一
NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク
理事長 山西 良平


第17回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会のお知らせ

平素、自然史標本データ整備事業ならびにNPO法人西日本自然史系博物館ネットワークの事業にご協力下さり、ありがとうございます。さて、第17回自然史標本データ整備事業による標本情報の発信に関する研究会を下記のとおり開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
ご参加いただける場合は、6月15日(水)までにメールで下記担当までお知らせください。



    日時: 2011年6月17日(金) 13時30分 ~ 16時00分
    場所: 国立科学博物館 日本館 4階大会議室
        JR上野駅または鶯谷駅から徒歩約5分
      通用口からお入り下さい:案内図(別紙)
     国立科学博物館WEBサイト:http://www.kahaku.go.jp/

主催: 独立行政法人国立科学博物館
共催: NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク

■ プログラム
 13:30 開会挨拶 国立科学博物館 松浦啓一
1.標本セーフティーネット
 13:40 NPO法人西日本自然史系博物館ネットワークの標本救済ネット
  倉敷市立自然史博物館 狩山俊悟
 14:15 国立科学博物館の標本セーフティーネット活動と全国的なセーフティーネット構築に向けて
 国立科学博物館 松浦啓一
 14:50 セーフティーネットに関するその他の活動
 15:10 休憩
2. 緊急報告
 15:20 東日本大震災により被災した岩手県の自然史標本のレスキュー
  岩手県立博物館
3.その他
 15:50 閉会挨拶 NPO法人西日本自然史系博物館ネットワーク

本件に関する問い合わせ先:
    国立科学博物館
    担当:松浦啓一・福田知子
    TEL:03-5332-7167
    E-mail: matsuura@kahaku.go.jp
    t-fukuda@kahaku.go.jp

地図入りのご案内PDF

東日本大震災に関わる自然史系標本の救済支援活動について

 東日本大震災ににより被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。
さて、西日本自然史系博物館ネットワークは、昆虫担当学芸員協議会や全国の賛同博物館・職員有志らと共に、陸前高田市立博物館の標本救済に協力しています。
 この取組は岩手県教育委員会と県内博物館・文化財関係者が陸前高田市職員やボランティアとともに行っている陸前高田市立博物館の標本救済の後方支援を行うものです。陸前高田市立博物館は同市を襲った巨大津波によって被災し、学芸員ら職員にも犠牲者が出ています。展示室はおろか、収蔵庫も津波により塩と泥をかぶっている状況です。そのような中、岩手県及び同博物館関係者のご努力に
より、多くの昆虫標本や植物標本が発見され、救済されつつあります。しかしながら、本来乾燥状態で維持すべき標本は泥をかぶったためにカビや一部には腐敗の被害を呈しています。
 今回の私たちの取り組みは、これら被災標本に関し、岩手県内の施設だけでは追いつかない洗浄や再乾燥などの修復作業を遠隔地にて支援、協力するものです。協力可能な各博物館で被災標本を受け入れ、学芸員および知識を持つボランティアが処置をし、岩手へと返還するというものです。ネットワークとしてはこれらの各館の取り組みを仲介し、必要な議論や連絡、可能な範囲での資材調達、今後の取組に向けた検討を行ってまいります。

支援は西日本自然史系博物館ネット会員館だけでなく、全国の博物館や研究室が協力をしています。これらの取り組みにより昆虫標本 標準的な標本箱にして約120ケース相当植物標本10000シートのうち約6000点程度の修復を現在行っています。

 国内では博物館同士の緊急時の相互扶助など協力体制は残念ながらできておりません。現地の被害の大きさもあり、なかなか早急に十分な体制の構築ができませんでしたが、現地での努力を少しでも継続的に支援するために当ネットワークでも今後とも検討と努力を重ねてまいりたいと思います。


参考
西日本自然史系博物館ネットワークの概要
http://www.naturemuseum.net/wp-content/uploads/2022/12/westgaiyo2011.pdf
陸前高田市立博物館収蔵庫の状況及び植物標本処理の概要
(岩手県立博物館 専門学芸員 鈴木まほろ氏作成)
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/botany.htm

陸前高田市博の被害状況の写真、経緯など
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。クリック注意。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press1.htm

岩手県立博物館での一次仕分け作業風景
※フルサイズで写真がダウンロードできるようにしていますので、重いで
す。
http://www.geocities.jp/curaiwt/rescue/press2.htm

お問い合わせ
事務局
大阪市立自然史博物館
佐久間大輔・波戸岡清峰
06-6697-6221

東北地方太平洋沖地震(東北大震災)に際してのお見舞い

2011年3月11日発生の東北地方太平洋沖地震(東北大震災)に際しまして、被災した地域の皆様、また被害を受けられた博物館関係者、自然史科学関係の皆様にお見舞い致します。
自然史系博物館を担う専門集団として皆様の状況を案じています。遠隔地ならでは可能な支援もあると考え、自然史系博物館などの情報収集をはじめつつあるところです。

当面は各地域での人命救援、社会生活の回復を中心に全力が注がれる状況にあると思いますが、その後の博物館や標本等の維持などに関し、ご相談などがありましたら事務局までお声掛け下さい。

本件に関してのお問い合わせ
西日本自然史博物館ネットワーク
担当:佐久間大輔(大阪市立自然史博物館) sakuma★mus-nh.city.osaka.jp ★を@に
                      twitter sakumad2003 TEL 06-6697-3221

追記
各博物館の被災情報・救援情報は有志の手により
http://www45.atwiki.jp/savemuseum/
にてまとめられています。
また関連情報をお持ちの方はお寄せいただくか、またはtwitterでハッシュタグ #jishinmuse にてご報告いただければ幸いです。