特定非営利活動法人・西日本自然史系博物館ネットワークでは、日本直翅類学会の全面的なご協力を頂き、関西の博物館をめぐる鳴く虫巡回展を企画しました。「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」の発刊を機会に、より多くの人にさまざまな虫の声に耳を傾けていただければと思っています。
鳴く虫は多くの歌にも唄われるように、古来より人の耳を和ませる風雅な響きであったとともに、都市の変化や開発による環境の変化を鋭敏に反映してくれる「環境のインジケーター」でもあります。そして、多くの昆虫アマチュアの心を捉えた存在でもありました。「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」は関西を中心に活躍する、プロアマを越えた直翅類研究者たちの業績の結晶ともいえます。今回の巡回展では、こうした鳴く虫たちの姿を、さまざまな形で楽しく伝えていきたいと考えています。

伊丹市昆虫館で2008年9月3日(水)~9月11日(木)、大阪市立自然史博物館2008年10月4日(土)~11月3日(月・祝)に開催するのにつづき、きしわだ自然資料館、兵庫県立人と自然の博物館、多賀町立博物館、橿原市昆虫館の各館で2010年にかけて開催いたします。詳しくはプレスリリースをご覧ください。


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投稿者 kanri