3月11日の東日本の大震災・津波により被災・壊滅した陸前高田市立博物館の昆虫標本を、岩手県立博物館と協力して修復した経過を報告します。1000年に一度という大震災に立ち向かった各館の活動の様子をぜひお聞きください。なお、シンポジウム会場で被災標本の展示と被災者・施設への義援金募金を行う予定です。

日時:2011年9月18日(日) 13:00~16:00

会場:松本市信州大学キャンパス 日本昆虫学会第71回大会B会場
http://www.entsoc.jp/meet/m-2011.htm

主催:日本昆虫学会、昆虫担当学芸員協議会、西日本自然史系博物館ネットワーク

企画者・世話人:金沢 至(大阪自然博)・友国雅章(国立科博)

内容:
●1.被災現地での昆虫標本レスキューの報告
○藤井千春(岩手県博)・金沢 至(大阪自然博)

●2.津波被害を受けた甲虫標本レスキューについて
大原昌宏(北海道大学総合博物館)

●3.津波により被災した甲虫と鱗翅類標本の救済
○斉藤明子・宮野伸也・倉西良一(千葉県立中央博物館)

●4.東日本大震災津波による被害を受けた鱗翅目昆虫の修復
上田恭一郎(北九州市立自然史・歴史博物館)

●5.震災・津波の被害を受けたトンボ・鱗翅類の標本の救済
○金沢 至(大阪自然博)・宮武頼夫・河合正人(同友の会)・梅崎裕久(関西トンボ談話会)

●6.国立科学博物館による被災標本レスキューの取り組み
○野村周平(国立科博)・大和田守(国立科博)

投稿者 kanri